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【管理薬剤師が考える】新人薬剤師が目標にして欲しいこと4つ

調剤併設のドラッグストアで管理薬剤師をしているワカヤクです!

管理薬剤師として新入社員や若年時の薬剤師の教育をしています。

  • 頑張って薬剤師になったけど、何を目標にしたらいいんだろう?
  • 薬剤師としてのキャリアを考えた時に、次は何をしたらいいの?

こんな質問を受けた時に私は下の4つのことを伝えています。

新人薬剤師が目標にして欲しいこと4つ
  • 一人の薬剤師として戦力にカウントされる
  • 一人前の薬剤師になる
  • 認定薬剤師の取得
  • 管理薬剤師を目指す

目標として欲しい4つのことを一つずつ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

ではいってみましょう!

目次

新人薬剤師が目標にして欲しいこと4つ

私が考えている「新人薬剤師が目標にして欲しいこと」は4つあります。

細かく言ってしまえば「監査ができるようになる」とか、「水剤が作れる」とか「分包機が扱えるようになる」など色々ありますが、ここでは大きな目標を4つお伝えします。

STEP
一人の薬剤師として戦力にカウントされる

一人の薬剤師として薬局の戦力にカウントされるようになる(半年~1年程度を目安に)

STEP

一人前の薬剤師になる

複数店舗を経験し、基本的な処方せんは何がきても対応できるようになりましょう。

(ここには社内のルールなども含まれます)

STEP
認定薬剤師の取得

一人前の薬剤師を目指す過程で、認定薬剤師制度を利用し幅広い知識を学ぶ。

40単位と3年以上の実務経験が必要になるので計画的に。

STEP
できれば管理薬剤師を目指して欲しい

できれば入社した会社で管理薬剤師を目指して欲しいです。

管理薬剤師に選ばれるために、実力やコミュニケーション能力、指導力などの力を付けていきましょう!

この4つが満たせれば、基本的にはどこに行っても働ける薬剤師になっているはず!

まずは一人の薬剤師として戦力に数えられるようになりましょう。

一人の薬剤師として戦力に数えられるようになる

まずは一人の薬剤師として、頭数に数えられるようになることを目標にしましょう。

管理薬剤師からすると、入社したての新入社員が当日から他の薬剤師と同じように働けるとはもちろん思っていません。

ある程度の業務ができるようになるには、早くて半年~1年くらいはしっかり面倒をみてあげる必要があると思っています。

少しでも早く配属先に慣れ、戦力の一人としてカウントしてもらえるようにしましょう!

一人前の薬剤師になる

「一人前の薬剤師になること」というのは曖昧な表現ですが、どこに行っても通用する薬剤師を目指して欲しいです。

先ほどの戦力の一人としてカウントされた上で、基本的な処方せんなら何がきても大丈夫な状態になって欲しいです。

そのためには薬学的な知識はもちろん、調剤報酬制度もしっかり勉強する必要があります。

薬だけでなく保険やレセプト、各種加算についての知識も必要になります。

一人前になるためには少なくとも3店舗くらいを経験する必要があるかなと考えています。

面調剤をしていて幅広い処方せんを受け付けていても、近隣の病院やクリニックによって用意する薬にバラつきはあるものです。

幅広い薬の知識を得るなら1店舗だけの経験では足りず、複数の店舗を経験しないといけません。

個人的な意見としては、少なくとも3店舗くらいは経験しないと、一通りの薬は学べないのではないかなと思っています。

認定薬剤師の取得

認定薬剤師は「研修認定薬剤師制度」による研修や実技を通して、定められた単位を取得し最新の知識や技能をも持っていると認められた薬剤師の事です。

認定薬剤師は調剤薬局で働くのであれば、いまや必須の資格になりつつあります。

薬剤師の国家試験に合格したばっかりなのに、まだ勉強しないといけないの?

と思う人がいるかもしれませんが、常に情報をアップデートしていかないと生き残れない時代になってきています。

薬剤師行動規範

8.生涯研鑽
薬剤師は、生涯にわたり知識と技能の水準を維持及び向上するよう
研鑽するとともに、先人の業績に敬意を払い、また後進の育成に努める。

薬剤師行動規範にも生涯研鑽の記載があります。

認定薬剤師を持っているということは自己研鑽に努めていて、常に勉強し続けている証拠でもあります。

少し前までは認定薬剤師をもっていると「認定薬剤師を取得しているなんて向上心があるね」というプラスの評価でした。

ですが今はもう違っています。

今は「どうして認定薬剤師もってないの?」と、認定薬剤師を取得しているのが当たり前の時代になっています。

その背景には「地域支援体制加算」という加算があり、その加算を薬局が取るには「かかりつけ薬剤師」契約が必須になっているからです。

かかりつけ薬剤師になるためには認定薬剤師の取得が必須なので、認定薬剤師の取得がマストになりつつあります。

できれば管理薬剤師を目指して欲しい

私は可能であれば、入社した会社で管理薬剤師を目指して欲しいと思います。

管理薬剤師のポストは限られていますが、管理薬剤師に選ばれるということは周りが認めた証拠でもあります。

何店舗か経験し、昇格試験や研修などを乗り越えて実力が認められる必要があります。

管理薬剤師を経験する前に転職をしてしまうと、今までの会社で積み上げてきたものがリセットされるので、可能であれば私は新入社員で入社した会社で管理薬剤師を目指して欲しいと思っています。

管理薬剤師には責任がのしかかりますが、ただの勤務薬剤師だった頃とは違ったやりがいがあります。

調剤事務や薬剤師のマネジメント、各種届出などの仕事が増えるので正直忙しいです。

面倒なことも増えますが自分自身の考えを反映できるので、熱い想いを秘めている人はぜひ管理薬剤師を目指しましょう!

また会社によっては管理薬剤師手当が出ることもあります。

薬剤師のお給料は伸び代が少ないので、管理薬剤師になることで年収が上がるメリットは大きいと思います。

もし今の会社を辞めることになっても、管理薬剤師の経験があると転職時のお給料も変わるので、もし頑張れるのであれば管理薬剤師を経験してからの転職をおすすめします。

新人薬剤師が目標にして欲しいこと4つ まとめ

現役の管理薬剤師が考える「新人薬剤師が目標にして欲しいこと4つ」でしたが、いかがでしたでしょうか?

新人薬剤師が目標にして欲しいこと3つ
  • 一人の薬剤師として戦力にカウントされる
  • 一人前の薬剤師になる
  • 認定薬剤師の取得
  • 管理薬剤師を目指す

これを読んだ若手薬剤師が目標を決めて、少しでもモチベーションをあげてくれると嬉しいなと思います。

日々の業務に追われて、ただ1日を過ごすだけではもったいないです。

疲れて何もできない日も当然ありますが(私もそう)、やれることを少しずつこなしていきましょう!

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この記事を書いた人

大手ドラッグストアの管理薬剤師。
9年目薬剤師/認定研修薬剤師・健康サポート薬局研修/かかりつけ・在宅やってます/

薬剤師としての自身のキャリアに不安を感じたことと、若年時の教育がとても重要だと考え若手薬剤師向けのブログを始めました。
所属している会社に関係なく、薬剤師としてスキルを高めていきたい。
ブログを通じて副業にも挑戦中。

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