「仕事に行くのが辛い」
「出勤しないといけないと思うと胸が痛い、息苦しい」
頑張って働いていれば、仕事を辞めたくなる瞬間がありますよね。
今でこそ管理薬剤師として働いていますが、2年目~3年目の時は仕事が辛かったです。
監査で下を向けば吐きそうになったり、ピッキングをしながら胸が痛くなり心臓を抑えたこともあります。
当時はがむしゃらに働くしかありませんでしたが、経験を積んだ今ならお伝えできることがあります。
「仕事のために生きているわけではなく、生きるために働いている」のを忘れないで欲しいと思います。
辞めたくなった時に考えて欲しいことを4つ紹介したいと思います。
- 薬剤師自体を辞めたいのか
- 辞めたい理由を考える
- 解決できるかどうか?
- 異動で済むのか、転職する必要があるか?
勢いで辞めてしまう前に少し立ち止まって、4つのことを考えて欲しいです。
新人薬剤師が薬局を辞めたい時に考えて欲しいこと4つ
立ち止まって考えて欲しいことは4つです。
- 薬剤師自体を辞めたいのか
- 辞めたい理由を考える(できれば紙に書き出す)
- 解決できるかどうか
- 異動で済むか、転職の必要があるか
何となく辞めたいという人も、深く理由を考えれば何かしらの理由があるはずです。
辞めたい理由や嫌な理由の棚卸をしましょう。
大きなエピソードがあればわかりやすいですが、あれが嫌だ、こんなことがストレスなど、小さなことの積み重ねかもしれません。
自分自身のシグナルを見落とさず一つずつ順番に確認していきましょう!
そもそも薬剤師を辞めたいのかor単純に職場が嫌なだけか
まず初めに考えて欲しいのは
「薬剤師を辞めたいのか or 単純に職場が嫌なだけか」
もし調剤薬局での仕事自体が嫌な場合は、転職をして業種を変えなければいけません。
それも調剤薬局ではなく、病院や企業に転職を考えましょう。
薬剤師自体を辞めるつもりはなく、今の職場が嫌なだけであれば辞めたい理由を明確にしていきましょう。
自分自身の中で何が嫌なのか、何がストレスになっているかを把握します。
- 忙しくて残業がつらい
- 苦手な人がいる
- 必要なことを誰も教えてくれない
- 家から遠く通勤がつらい ・・・etc
色々な理由があると思いますが、思いつくことを書き出してみます。
もし嫌なことの明確なエピソードなどがあれば、一緒に書きだしましょう。
ここでのポイントは、辞めたい理由は他人に説明できるよう具体的な理由まで書き出しましょう。
ここまで読んで、本当に手を動かせる人は少ないと思います。
おそらく10人のうち1~2人じゃないでしょうか。
紙じゃなくてもいいんです、スマホのメモ機能でもいいですし、手帳でもいいので後から見返せるよう記録を残しておくことが大切です。
辞めたい理由は明確になりましたか?
辞めたい理由を明確にした上で、あなたができる行動はおそらく4つです。
- 上司に相談する
- 店舗を異動させてもらう
- 転職して会社を変える
- 我慢してそのまま働く
まずは直属の上司に相談をする
まずは管理薬剤師やお店の店長に相談しましょう。
(管理薬剤師や店長が原因の場合は別の信頼できる人に相談しましょう)
できれば立ち話のような形で話すのではなく、しっかり時間をとってもらった上で相談すると真剣に聞いてもらえます。
辞めたいと思っている原因が分からなければ、上司も対応ができません。
辞めたい理由を明確にしてから相談しないと辞めたい気持ちがあることは伝わるものの、原因がはっきりせず相談があまり意味のないものになってしまいます。
なので、辞めたい理由を明確にしてから相談することをおすすめします。
もし上司があなたの辞めたい理由を改善できるのであれば、上司に改善してもらうのが一番いいはずです。
店舗の異動を依頼する
もし自店で解決ができない場合は異動を申し出る方法があります。
チェーンの調剤薬局は異動ありきですので、会社側に相談して異動させてもらいましょう。
私は最初の店舗に丸3年いて、その店舗が嫌になってしまい他の店舗に異動したいと申し出ました。
会社側もせっかく採用した人材に会社を辞められてしまうことは望んでいません。
言い出すには勇気のいることですが、思い切って相談してみましょう。
人間関係が悪い場合や誰も教育してくれる人がいない場合は、店舗を異動することで大きく改善される可能性があります。
店舗が変わるだけで雰囲気が変わりますので、やはり薬局の雰囲気を決めるのは働いている人たちによる影響が大きいと実感するかもしれません。
転職して会社を変える
- 店舗の異動が叶わなかった
- 店舗を変えても改善しなかった
- 会社自体に不満がある
こんな場合は転職を視野に入れましょう。
転職するために転職サイトに登録しましょう。
登録することで費用が発生したりはしませんので、安心してください。
我慢してそのまま働く
「少し我慢して働く」
すぐに辞めるほどではないけど、職場はあまり好きではないという場合はしばらく働くのもお勧めです。
短期間で転職をしてしまうと「すぐに辞めてしまう人」というレッテルがついてしまう可能性があります。
「3年は頑張れ」という3年という数字に何の根拠もない話もありますが、私は調剤薬局の薬剤師に関しては3年という数字は間違いではないかなと思っています。
というのも認定薬剤師の取得には3年以上の実務経験が求められるからです。
以前は「認定薬剤師を持っているなんて努力家だね」という評価だった認定薬剤師の取得ですが、ここ数年で状況が一変しています。
今は「認定薬剤師持っていて当たり前」という時代になってきています。
認定薬剤師を取得していると転職時にも有利に働きますので、もしまだ頑張れる状態なのであれば先を見据えてそのまま働くというのも選択肢としてアリだと思います。
新人薬剤師が薬局を辞めたい時に考えて欲しいこと4つ まとめ
新人薬剤師が辞めたい時に考えて欲しいことでしたが、どうでしたか?
繰り返しになりますが、ポイントは4つです。
- 薬剤師自体を辞めたいのか
- 辞めたい理由を考える
- 解決できるかどうか?
- 異動で済むのか、転職する必要があるか?
矛盾した話になりますが、無理だと思ったらすぐにやめましょう。
特に体に何かしらの異変がでている時は直ぐに辞めるべきです。
コンビニよりも多くの調剤薬局がある時代ですから、体を壊してまで働く必要はありません。
「仕事のために生きているわけではなく、生きるために働いている」のを忘れないで欲しいと思います。
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