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「頻用薬のこれなんで?」は新人薬剤師に読んで欲しい知識と知識を結び付ける一冊

突然ですが皆さん、学生時代「製剤学」は好きでしたか?

大学時代の製剤学って正直あまり面白くなかったですよね?

少なくとも私は「製剤学」があまり好きではなかったです。

賦形剤とかコーティングとか、打錠の仕方とか基本的に暗記するだけなのが私は苦手でした。

ですが、この「頻用薬のこれなんで?」を読んだことで、私は「製剤学をもう少し学び直そうかな」と思うようになりました。

この本は製剤学や薬理学の視点から、学んだ知識を実際の頻用薬を用いて知識と知識を結び付けてくれる一冊です。

難しい本は読みたくないけど、何か少し勉強したい」という薬剤師におすすめの一冊です。

目次

「頻用薬のこれなんで?」はどんな本か?

「頻用薬のこれなんで?」は製剤学と薬理学の視点から「これなんで?」を解決する一冊です。

製剤・薬理学から服薬支援を強化する 「頻用薬のこれなんで?」

何となく・・・で服薬指導していませんか?

添付文書、患者指導箋、インタビューフォームなど重要記載の根拠を製剤学&薬理学のエキスパートがわかりやすく解説します

薬剤師として働いていると当たり前の知識もありますが、大学では教えてくれなかったことがたくさん書かれています。

製剤学編で29項目、薬理学編では38項目あり、豆知識というか+αの情報を学ぶことができます。

なんとなくで服薬指導していた内容の深掘りができ、読み終わると確実に服薬指導の幅が広がります

「頻用薬のこれなんで?」はどんな薬剤師におすすめか?

「頻用薬のこれなんで?」はどんな薬剤師におすすめできるのか?

私はこんな人に読んで欲しいなと思いました。

どんな薬剤師におすすめか?
  • 新入社員若手の薬剤師
  • 若手の教育を担当している薬剤師
  • 実習生を指導している薬剤師

なぜこの人達におすすめしたいのか簡単に解説させてください。

新入社員、若手の薬剤師

新入社員の薬剤師や若手の薬剤師にはぜひ手に取ってもらいたいです。

その理由は大きく2つあります。

新入社員、若手の薬剤師におすすめの理由2つ
  • 頻用薬なので知らない可能性が低い
  • 製剤学の知識が残っている可能性が高い

「頻用薬のこれなんで?」は頻用薬を使って説明してあるので、とにかく知っている薬剤が多いはず。

そのため、多くの科の処方を経験していない若手の薬剤師でも理解しやすい内容になっています。

自店で扱っていない薬剤でも国家試験には頻出の薬剤が記載されているので、製品名がわからなくても一般名で理解できるはずです。

また若手の薬剤師であれば、国家試験を経験してからそれほど月日が経っていないはず。

そのため製剤学の知識が残っている可能性が高く、実際に覚えていた知識と本書の内容が結びつきやすいと考えました。

知識と知識が繋がり横に広がっていく実感は、学ぶ楽しさを再確認させてくれるのではないかと思います。

若手の教育をしている薬剤師

若手の薬剤師自身だけではなく、若手の薬剤師を教育している薬剤師にも読んで欲しいです。

私自身も若手の薬剤師を教育する立場にいますが、本書で学んだ内容を部下や後輩と積極的に共有したいと思いました。

教育の中では重篤な副作用や禁忌など重要度の高い内容はいくらでもありますが、雑談の一種や小話として服薬指導に役立つ+αの内容を教えることができる薬剤師はどれほど多くないと感じています。

というか、先輩薬剤師が本書に書かれている内容のような話をさらっと教えてくれたらカッコイイなと思うのです。

指導者自身が知識を付けて欲しいというのはもちろん、部下や後輩から憧れられる指導者になって欲しいのです。

私はそんな素敵な薬剤師の先輩が少しでも増えて欲しいなと思いました。

実習生の指導をしている薬剤師の先生

若手の薬剤師を指導している薬剤師の項目と被るのですが、実習生の指導をしている薬剤師の先生方にも是非読んで欲しいです。

実習生が調剤薬局の現場で学ぶべきことは、大学で学んだ知識を実際に現場で行われている調剤と結びつけることだと私は思っています。

本書を読むと、大学で学んだ「製剤学」と「薬理学」の知識を調剤の現場で活かせる知識にすることができます。

記載されている内容は、まさに実習生に教えるべき内容だと思いました。

大学でただ暗記した知識を「現場で活かせる生きた知識」に変えることができるので、実習生を受け入れている薬局の指導係りの先生には是非読んで学生に教えてあげて欲しいなと思いました。

「頻用薬のこれなんで?」を読み終わって

「頻用薬のこれなんで?」を読みえての私の感想は・・・

「製剤学って面白い!!復習も兼ねて勉強し直そうかな・・・」と思わせてくれる一冊でした。

記載されている薬剤は本当にどこでも使用するような薬剤なので、見たことないという薬剤師は少ないと思います。

また図や表が多く用いられているので、視覚的にもわかりやすく関連した内容の復習にもなります。

難しい本は読みたくないけど、何か少し勉強したい」という薬剤師におすすめの一冊です。

税金やお金の話に自信はありますか?

もしお金の話に自信がないなら、騙されたと思って絶対読んで欲しいです。

大学では教わることのなかったお金の話が詰まった本で、これからの人生を豊かにするために是非手に取って欲しいと思います。

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この記事を書いた人

大手ドラッグストアの管理薬剤師。
9年目薬剤師/認定研修薬剤師・健康サポート薬局研修/かかりつけ・在宅やってます/

薬剤師としての自身のキャリアに不安を感じたことと、若年時の教育がとても重要だと考え若手薬剤師向けのブログを始めました。
所属している会社に関係なく、薬剤師としてスキルを高めていきたい。
ブログを通じて副業にも挑戦中。

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