安定していると言われている薬剤師ですが、もう少し収入が増えれば・・・!
と思ったことはありませんか?
「あと5万・・・いや、3万でもいい!」と思うのは私だけではないはずです。
今回は薬剤師が収入を少しでも増やす方法を紹介したいと思います!
薬剤師の将来に不安を感じている
管理薬剤師として働いている私も、薬剤師の将来が不安です。
薬剤師の将来が不安だと感じている理由は以下の3つです。
- 薬剤師の給料は伸びしろが少ない
- 物価は上がるのに、薬価は下がる一方
- 日本の人口は減っていく
この3つの理由から、私は薬剤師として働く以外の収入を作る必要があると考えています。
その一環としてこのブログも始めたのですが、薬剤師として手に職を付けたのに、また別の収入元を作ろうというのはなんともおかしな話です。
きっかけは「薬剤師になったら最初に読みたい大学で教えてくれなかったお金の本」を読んだことです。
薬剤師としてのキャリアの他に、お金や将来について真剣に考えるきっかけになりました。
薬剤師のために書かれたお金に関する本で、社会人として生きていくために読んで欲しい一冊です。
新人薬剤師や若い人には絶対読んで欲しいです。
これを読み終えたら行動せずにはいられない一冊で、むしろ大学の講義でこれをやって欲しいと思いました。
興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
Amazonでは新品が定期的に売り切れていて、定価2500円なのに価格が跳ね上がっていることがあります。
kindle版もなさそうなので、できれば大きめの書店で探して購入することをおすすめします。
薬剤師が収入を上げる方法を考える
結論からお話すると、薬剤師が収入を増やす具体的な方法として、できることは以下の4つかなと思います。
- 管理薬剤師になる
- 薬剤師としてアルバイト
- メディカルライターやブログなどの副業
- 転職する
昇進して手当をもらうか、副業としてアルバイトをするか、ライターやブログなどの副業か、そもそも転職して収入を上げるかです。
副業する場合は就業規則の確認を!
副業をする場合は必ず就業規則を確認しましょう。
従業員が10名以上の会社は就業規則を作成する義務があるので、ほとんどの会社に設けられていると思います。
必ず確認しましょう。
気を付けなければいけないのは、既に管理薬剤師になっている人です。
管理薬剤師は基本的に副業できない
管理薬剤師は副業に法的な制限があります。
薬機法(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」)第7条3項により「その薬局以外の場所で薬事に従事してはいけない」とされています。
一部の例外もあり都道府県によりますが、学校薬剤師や薬剤師会が運営する夜間休日診療所の調剤業務の兼任などが例外的に認められているところもあるようです。
管理薬剤師の方は薬事に関する副業は行わないようにしましょう。
今の会社で昇進して管理薬剤師になる
薬剤師が収入を上げる方法で一番想像しやすいのは、今いる会社で昇進し管理薬剤師になることかと思います。
管理薬剤師になってお給料を増やすというのは今の業務の延長線上にあるので想像がしやすいですよね。
管理薬剤師は薬局に1人なので、当然スキルも求められますし、会社からも認められなければいけません。
現状では管理薬剤師になるための条件はありません。
ただ保健所への届出の際に、常勤(週32時間以上の勤務)の薬剤師であることが求められるので「薬剤師」であることと、常勤(週32時間以上の勤務)であることが要件になります。
- 薬剤師であること
- 常勤(週32時間以上勤務)であること
管理薬剤師になるための条件はありませんが、推奨されている目安はあります。
下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は参考にしてください。
自分で「管理薬剤師になる!」と思っても明日から管理薬剤師になれるものではないので、管理薬剤になって収入を上げるというのは長期の目標になると思います。
ゆくゆくは管理薬剤師になって収入を増やすつもりで、今は目の前の仕事を頑張りましょう
今すぐに収入を上げたい場合は別の手段を考える必要があります。
薬剤師としてアルバイトをする
薬剤師としてアルバイトするにはいくつか方法があります。
一つは薬剤師会の休日診療所やワクチンの分注業務に携わること、もう一つは別の薬局で薬剤師としてアルバイトをすることです。
薬剤師会の休日診療所などのアルバイト
薬剤師会に加入してる薬局に勤めているか自身が薬剤師会の会員になっているなら、薬剤師会の休日診療所で働くことができるかもしれません。
休日診療所は主に三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)などが運営している、休日の駆け込み寺のようなものです。
日曜や祝日、GWや年末年始などの長期の休みで町のクリニックが営業していないときにも診てもらうことができます。
薬剤師も休日診療所で処方せんを調剤するアルバイトがありますが、働けたらラッキーかもしれません。
薬剤師会に加入している薬局に「持ち回りで回ってくる場合」と、「希望者を募って希望者のみが働く場合」の2つのパターンがあります。
どちらのパターンで運営しているかはまちまちなので、希望すれば確実に働けるわけではないのが難しいところです。
まずは地域の薬剤師会で休日診療所の募集がないか確認してみましょう。
就業規則で副業を禁止している会社でも、薬剤師会の休日診療所や学校薬剤師はOKということも多いです。
副業が禁止されている場合でも働くことができるかもしれないので、就業規則をしっかり確認しましょう。
休日返上で稼ぎたい人が一定数いて、夜間休日診療所のアルバイトに集まるので競争率は思っているよりも高いです。
夜間休日診療所で調剤を行うことに興味がある場合は、積極的に手を挙げて自ら情報を取りに行きましょう!
- 必ず働けるわけではない
- 副業は禁止されていても休日診療所はOKなことがある
- 競争率は比較的高い
休日に別の薬局でアルバイト
本業の休みの日に、別の薬局で薬剤師としてアルバイトをして収入を増やすのも一つの手です。
薬剤師として調剤業務を行うので普段行っている調剤業務と変わらず、薬剤師の知識をそのまま生かせるので手っ取り早く稼ぐことができます。
自分自身で求人を探すことも可能ですが、転職サイトで探すのが早いです。
検索すると色々な転職サイトがありますが、やはり大手の方が情報量が多く安心です。
アルバイトで探すならおすすめは「派遣に強いファルマスタッフ」です。
薬剤師の転職&派遣ならファルマスタッフどんな求人があるか確認するだけでも参考になるので、無料で使うことができるのでまずは登録だけでもしてみてください。
他の薬局で働くメリットは、「直ぐに稼げる」ことです。
管理薬剤師になるには時間がかかりますし、夜間休日診療所は募集がないかもしれません。
ですが調剤薬局はたくさんあるので、短時間でも働いてくれる薬剤師を探している薬局も見つけやすいです。
条件の合う薬局さえ見つけてしまえばすぐに働くことができ、すぐに稼ぐことができます。
また普段行っている調剤のスキルをそのまま生かすことができるのも大きなメリットです。
気を付けたいのはスケジュールの管理をしっかり行う必要がありますね。
木日などで職場が休みの場合や、休みの曜日が決まっている人は他の薬局で働きやすい環境にあるのでおすすめです。
- 薬剤師の知識をそのまま生かせる
- すぐに稼ぐことができる
- 固定の曜日が休みの人におすすめ
メディカルライターやブログの運営など
薬剤師の知識を生かしてメディカルライターやブログの運営をしアフィリエイトで稼ぐことも可能です。
薬剤師は知識を持っているので、クラウドソーシングサービスなどを用いて「1文字いくら」といった形で報酬を得ることもできます。
その他にはブログを運営しアフィリエイトで報酬を受け取ったり、せどりやYoutube収入などもあります。
これらは確実に稼げる方法ではないものの、労働収入ではないため短い時間で大きく稼ぐことも可能です。
- メディカルライター
- ブログの運営
- せどり
- Youtube収入
転職する
収入を上げる方法を4つ書いてきましたが、薬剤師が収入を上げる方法で一番早いのは転職することです。
やっていることは一緒なのに、会社を変えることでお給料は変わります。
転職して収入を上げるのに一番のおすすめはドラッグストアの調剤薬局です。
というのもドラッグストアの年収は高いのです。
大手ドラッグストアの薬剤師の求人を見ると、調剤未経験でなければ年収600万円くらいは全然狙えます。
しかし年収が高くなる半面、働き方で少し妥協する必要があります。
ドラッグストアは調剤でも夜8時くらいまで営業していたり、定休日がなくシフトで働くため休みが不規則になる可能性があるからです。
出勤時間が毎日違うということもザラにあるので、プライベートを考えた時に許容できるかどうかですね。
- 高収入が狙いやすい
- 営業時間が長い
- 定休日が少なく休みがバラバラ(分離しているかどうかにもよる)
もし「休みがバラバラ」、「シフトでの勤務」などが許容できるのであれば、ドラッグストアの調剤薬局で働くのはおすすめです。
面で処方せんを受け付けていることが多く幅広い処方せんを経験できますし、今のドラッグストアは調剤併設店が増えてきているので仕事内容は調剤薬局で働いているのと何ら変わりません。
先ほどのアルバイトの時に載せたものと同じですが、おすすめは大手3社です。
- マイナビ薬剤師
- 薬キャリAGENT
- ファルマスタッフ
無料で使えるので、まずは登録してみてください。
薬剤師が「給料が上がらない」と思った時に収入を上げる方法 まとめ
比較的安定と言われている薬剤師ですが、そこそこ稼げはするものの1000万円の大台に乗せるのは難しいです。
少しでも収入をあげるためにできることから取り組みましょう。
管理薬剤師になって実績を作ってから転職してもいいですし、転職して収入を上げた上で管理薬剤師を目指すのもアリかと思います。
自分自身がどんなキャリアを歩みたいのか、この記事が考えるきっかけになったらいいなと思います!
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