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カシオから発売された薬剤師電卓SP-100PHはポケットサイズでおすすめ

薬剤師の声から生まれた薬剤師電卓というのをご存じでしょうか?

薬剤師向けの「薬剤師電卓」というものがCASIOから発売されたので購入してみました!

目次

カシオから発売された薬剤師電卓 SP-100PH

実はCASIOからは看護師電卓、栄養士電卓というものもが既に発売されています。

それぞれの職種に必要な計算が簡単にできるよう、計算式が組み込まれている電卓です。

薬剤師電卓には、薬剤師が通常の業務中に必要な機能が搭載されています。

薬剤師電卓のSP-100PHでできること

たくさんの計算機能がありますが、説明書とかは入ってなかったです。

BMIや力価の計算でも案内が上に出るので、その通りに入力していくだけです。

薬剤師電卓でできること
  • BMIの計算
  • 標準体重計算
  • 散剤監査計算
  • 力価計算
  • 体表計算(DuBois式)
  • 体表計算(藤本式)
  • 腎機能計算(CG式)
  • 腎機能計算(eGFR)
  • 日数計算
  • 余り計算

BMIの計算や標準体重の計算はもう計算式を覚えていると思うので必要ないと思うのですが、腎機能の計算や力価の計算は便利かもしれません。

力価計算は電卓の力に頼らなくても自分でできて欲しいところですが・・・。

というか薬局で腎機能を計算するシチュエーションがあまりないので、検査値をカルテで確認できる病院薬剤師向きかなと思いました。

薬局薬剤師で一番使い道があるのは日数計算と余り計算ですかね。

余り計算とは?

余り計算はピッキングでも役に立つので使用頻度が高いです

例えば、1枚のPTPに12錠入っている薬を、3錠分3の30日分で合わせて90錠必要な場合を考えてみたいと思います。

30日分で90錠必要になりますが、普通に計算すると

  • 90÷12=7.5

PTPが7枚と0.5枚必要なことがわかりますが、PTP0.5枚の部分がわかりにくいですよね。

余り算の機能がある電卓を使うと

  • 90÷12=7枚 …余り6錠

12錠のPTPが7枚と余り6と表示してくれるんです。

PTP7枚と6錠取ればいいことがわかると、ピッキングはとてもやりやすくなりますよね。

専用の計算キーとポケットサイズで便利な大きさ

計算を容易にする専用キーはいいなと思いました。

病院薬剤師だとカルテをすぐに読むことができるので、腎機能の評価をする機会も多いと思います。

その一方で、薬局薬剤師が腎機能の評価をする機会がどれだけあるのか・・・という気はします。

最近では検査結果が処方せんに書かれていることも増えたので、以前よりは腎機能の評価ができる機会も増えてきますね。

  • 縦 12cm
  • 横 7cm

サイズは縦12cm×横7cmです。

決して驚くほど小さいわけではありませんが、それなりにコンパクトなので白衣のポケットには入ります

腎機能の計算も案内の通りに進めるだけ!

対話型なので、求められていうものを入力すればCCrやeGFR値も簡単に求めることができます。

ネットなどでは計算式があらかじめ組み込まれていて、必要な数値を入力すると計算してくれるようなサイトがありますが、それが手元の電卓でできると思うとわざわざPCを開く必要がなく便利です。

抗菌加工されているので薬局でも安心

抗菌加工がされているのは些細なことですが、大きなポイントかもしれません!

抗菌加工とは

抗菌加工とは、抗菌されていない製品の表面と比較し、最近の増殖力が百番分の一以下であり、耐久性試験後も抗菌効果が確認されています。

抗菌性は国際標準ISO22196に準じて行われた試験の結果にもとづいて判定されます。

抗菌加工されていないものと比べると細菌の増殖割合が低く抑えられる加工です。

調剤室の中では粉をまいたり、軟膏を混合したり、一包化もしますから普段から手に取るものが抗菌加工されているのは嬉しいですね。

カシオの薬剤師電卓SP-100PHを使用してみた感想

箱から開けるとプチプチに包まれています。

箱にも「薬剤師向け 専用計算電卓」と書かれていますね。

薬剤師電卓を実際に購入したのでレビュー

プチプチから取り出してみました。

電卓自体は薄く、ポケットに入れても邪魔にならないサイズです。

薬剤師電卓は他人におすすめできるか

他人におすすめできるかと言われると、興味があれば買いです。

正直なところ、薬剤師全員におすすめする程のものではないですね。

しばらく使ってみた感想としては、必須ではないもののポケットにあると便利な電卓といったところです。

一番使っている機能はやはり余り算の機能です。

余り算の便利さをこの電卓で初めて知ったのですが、余り算ができるのは便利でした。

ただ余り算のできるだけでいいならもっと安く売っているので、わざわざ薬剤師電卓を購入するほどではないかなと。

薬剤師電卓はお値段は5000円前後で、電卓に5000円と考えると少し高いですかね。

これでピッキングの数間違えが防止でき、更に色々な計算ができるのであればポケットに入っていてもいいかなと思いました。

興味があれば是非購入してみてください!

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この記事を書いた人

大手ドラッグストアの管理薬剤師。
9年目薬剤師/認定研修薬剤師・健康サポート薬局研修/かかりつけ・在宅やってます/

薬剤師としての自身のキャリアに不安を感じたことと、若年時の教育がとても重要だと考え若手薬剤師向けのブログを始めました。
所属している会社に関係なく、薬剤師としてスキルを高めていきたい。
ブログを通じて副業にも挑戦中。

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